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2006年08月02日

分室情報2006/08/01(№3)

<<爬虫類の卵展示>>

 爬虫類の卵を一般の人は見る機会が少ない。また、野外で偶然に出会えたとしても、何の卵か分からないであろう。ましてや孵化する現場を直接観察することはまずないといってもよい。
 当研究所では毎年カメやヘビ・トカゲの産卵が見られ、卵が採集される。その卵のほとんどは「ディノドン」の店内で展示公開(無料)している。卵はタッパーや丸カップに入れ、外から卵が見られるようにしており、その状態で孵化まで観察できる。また、無精卵は丸カップに入れ、自由に触ることができるようにもしています。
 現在展示されている卵は、コロンビアクジャクガメ、ミナミイシガメ(沖縄本島保護個体)、セマルハコガメ(沖縄本島保護個体)、リュウキュウヤマガメ(沖縄中南部保護個体)、アメリカハコガメ、マレーハコガメ、オキナワキノボリトカゲ、クメヤモリ(沖縄北部産)などです。触れる卵はマレーハコガメの卵です。なお、上記で国指定天然物のセマルハコガメ、リュウキュウヤマガメは沖縄県から保護施設として指定され、沖縄本島内で保護され、野生に戻されない個体を保護飼育している個体が産卵した卵です。
 今年もそろそろ孵化が始まる時期ですので、電話で孵化が始まったか確かめて、誕生のドラマに立ち会ってはいかがでしょうか。

                      (問い合わせ)098-929-1595
営業時間14~22時(火曜・金曜日休日)

投稿者 seltage : 2006年08月02日 20:06

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